P.クリソゲヌム(Penicillium chrysogenum)

  
 アオカビの一種。アオカビは、
 [1]青く見えるカビの一般的総称。Aspergillus 属の一部も含む
 [2]生物学では、Penicillium属のカビを指す分類上の名前。
 の2つの定義があります。アオカビの大部分はカビ毒を産生しませんが、中には日和見感染を引き起こすものも……。
 コロニーを形成する際、他種の菌との競争に勝つために、ペニシリンという抗菌物質を周囲に拡散させます。これを1929年、イギリスのアレクサンダー・フレミングが「偶然」発見したことで(他の菌を培養している時、偶然P.クリソゲヌムが同じシャーレ内に入り込んでしまい、実験が失敗したかに思われたところ、こいつの周りだけ他の菌が生えてなかった)、抗生物質として今でも医療現場で使われてたりします。(但し、現在出回っているのは殆ど化学合成されたものです)。

 今回、陶芸用の絵の具を使って彩色したのですが……なんじゃこりゃー! 色がめさくすんどるがな!! おまけに表面ぶつぶつが出てるし。
 これは完全に予想外でした。絵具を塗った後透明釉で保護はしたんですが(泣)

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